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地球温暖化による絶滅危惧種
平成19年8月に環境省よりレッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)が公表されました。
絶滅危惧種が増加している原因のほとんどは人間活動によるものとされていることから、私たち人間の意識と生活を見直すことが、これら絶滅危惧種を救うための喫緊の課題であると思います。
<参考文献>
環境白書(平成19年版) : 環境省
哺乳類、汽水・淡水魚類、昆虫類、貝類、植物T及び植物Uのリッドリストの見直しについて
:環境省 平成19年8月3日
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絶滅危惧種について
前回掲載の2694種に対し、今回は3155種となっているとのこと。
分類ごとには、哺乳類の種数が減少していますが、その他の魚類、昆虫類、貝類、植物の数は増加しています。
環境省では必要な保護対策が必要としていますが、私の感想としては、個々の対策だけでなく地球環境の保全こそが根本的解決策ではないかと思えてなりません。
1.ホッキョクグマ
ホッキョクグマは北極の氷の上に住み、主にアザラシを食糧としています。
アザラシは脂肪が多く、厳寒の北極に住むには貴重な食糧源なのです。
その狩猟方法は、氷の小さな割れ目から呼吸のため顔を出すアザラシを一撃で仕留めるのが最も得意な方法ですが、温暖化により氷が小さくなり、反射的に氷の割れ目が広くなりアザラシを仕留めるのが困難になっています。
近年は、氷の割れ目が大きくなったと云う状況を超えて、氷がバラバラになってしまいました。
住んでいる氷が小さくなると、より大きな氷塊に移動する必要に迫られますが、その距離は50qもあり、ホッキョクグマと言えども泳ぎ切るのは至難の業です。
さらに、泳ぎきって隣の氷に辿り着いても、その氷壁を登ることができずに死んでしまう場合が多く、北極はホッキョクグマの生息には大変厳しい状態となっています。
人間の手の届かない極地で生息していたはずのホッキョクグマですが、皮肉にも人間が引き起こした地球温暖化の影響をモロに被る事態になっています。
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北極と南極
南極は南極大陸の上に氷冠が載っていますが、北極には大陸がありません。
極地の厳寒さ故に海水が凍りつき、巨大な氷塊の状態になっているだけです。
したがって、極地氷が融けてしまうと、南極の場合は荒涼とした陸地が現れますが、北極の場合は海だけとなります。
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2.ケープペンギン
ケープペンギンとは、その名の通り南アフリカのケープタウン付近のみに生息するペンギンです。
地球温暖化は氷を融かすだけでなく、海水温の上昇も招きます。
それにより、魚類の生態系にも影響がありケープペンギンの餌となる魚が激減してしまいました。
また、雨の防御機能のないペンギンの雛が、本来雪が降るはずの時期に冷たい雨が降ることにより凍死したり、耐熱力を超えた暑さのため死んでしまう場合もあります。
ケープペンギンの生息数は、20世紀初頭の3%以下にまで激減しています。
3.ゴリラ
地上最大の霊長類そして地上で眠る類人猿、ゴリラ。
地球温暖化の影響は森林の減少を生んでいます。
ゴリラは1日の3分の1以上を食事の時間として費やします。
その餌は70種類以上の植物です。
必要摂取量は、オスで5000キロカロリー、メスで3000キロカロリーです。
大量の食糧が必要です。
そのため、食料を食べつくさないよう移動しながら生活していますが、
冒頭に述べたとおり、森林そのものが減少し餌不足となっています。
加えて、温暖化による環境の変化は、エボラ出血熱などの伝染病を引き起こし、近年その数を減らしているおり、絶滅危惧種に指定されています。
以上が、現時点で私が調査した範囲で個々の種について具体的な例を記述いたしましたが、これはほんの一例であり、上記の3155種の動植物たち全部が、絶滅の危機に瀕した悲惨な状態となっていることを忘れてはなりません。
「地球の概要」のページで、地球自体のそして生物が生息できる環境が、宇宙的なレベルで微妙なバランスの上に成り立っていることを記載いたしました。
微妙なバランスは地球上の生物にもあてはめられ、多くの動植物の絶滅により生態系が崩れることにより、人間の生息も成り立たない環境となることは必然的な流れであると思わざるを得ません。
動植物の発する警鐘を真摯に受け止める勇気が必要なのではないでしょうか。
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